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2015.04.05 日曜日–19 日曜日

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[シネマプログラム]アレクサンダー・ザルテン「アジアを照らさないミラーボール。日本映画のアジア」

アレクサンダー・ザルテン

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PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015では、メイン会場のひとつである京都府京都文化博物館フィルムシアターを会場に、会期中、シネマプログラムを行います。ひとつは、参加作家に名を連ねる映画研究者アレクサンダー・ザルテンによる、1960年代から近年までの日本映画を中心に取り上げ「日本映画における東アジア」に焦点を当てた企画。もうひとつは、参加作家笠原恵実子の企画による満州映画などの上映、そのほかPARASOPHIA参加作家による映像作品など、約20作品の上映を予定しています。なお、上映期間中は、上映作品に関連するトークなどのイベントも予定。最新情報は本サイトに随時掲載いたします。

シネマプログラム 全体スケジュール(作品別)
シネマプログラム 全体スケジュール(上映日別)


[シネマプログラム]アレクサンダー・ザルテン「アジアを照らさないミラーボール。日本映画のアジア」では「日本映画におけるアジア」に焦点を当て、1960年代から近年までの日本の映画を中心に取り上げます。娯楽映画、ドキュメンタリー、実験映画など11作の上映を通じて、日本映画において自国と他国を表象しようとした跡を読み直すこのプログラムは、当事者が客観的に語るには複雑過ぎる「東アジアの近代」の物語を、非当事者であるザルテンが選んだ映画の連鎖が紡ぎ出すメタ物語として、当事者である私たちが再読する試みとなるでしょう。
*2−3作品を一緒に鑑賞してその表現、物語、背景などを比較してお楽しみください。

PDF: [シネマプログラム]アレクサンダー・ザルテン「アジアを照らさないミラーボール。日本映画のアジア」チラシ[1.4 MB]



アレクサンダー・ザルテン(Alexander Zahlten)
1973年アメリカ・ウィスコンシン州マディソン生まれ、ボストンと京都を拠点に活動。「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」参加作家。詳細:アレクサンダー・ザルテン

  • [シネマプログラム]アレクサンダー・ザルテン「アジアを照らさないミラーボール。日本映画のアジア」

    『アジア秘密警察』[日本版]
    1966(日活)、97分、35mm、カラー
    監督:松尾昭典 脚本:山崎巌 出演:二谷英明、浅丘ルリ子、宍戸錠、ウォン・ハップ、フォン・イン
    上映協力:日活株式会社

    『アジア秘密警察』[香港版]
    1967(日活・ショウブラザーズ)、97分、DVD上映、カラー © Licensed by Celestial Pictures Limited. All rights reserved.
    監督:松尾昭典 脚本:山崎巌 出演:ジミー・ウォング、浅丘ルリ子、宍戸錠、ウォン・ハップ、フォン・イン
    上映協力:Celestial Filmed Entertainment Limited

    東アジアをまたがる追跡を伴う、古典的な秘密諜報員の冒険劇。アジア警察秘密情報部の諜報員である主人公が宍戸錠率いる国際密輸組織と戦うが、彼は、自身の過去にまつわる秘密を発見することになる……。映像は色彩に富み、また、本作がその手本とするジェームズ・ボンド映画のような秘密兵器が数多く登場する『アジア秘密警察』は、日活と香港のショウ・ブラザーズの共同製作作品である。本作には、異なる主役で撮影された2つのバージョンが存在する。香港で公開したバージョンでは、香港のスーパースター、ジミー・ウォングが、日本公開のバージョンでは、日活の俳優、二谷英明が配役された。映画の終結部で展開する国際的な家族のドラマは、植民地時代に遡る家庭メロドラマを通して、アジアにおける戦後の諸関係を解決しようとする試みである。2つのバージョンを比較するのは魅力的であり、また、松尾の創意に富む視覚的スタイルは、全アジアを激しく起伏しつつ移動するような体験へと本作を仕立てている。(ザルテン)

    写真:『アジア秘密警察』[日本版]

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タイトル
[シネマプログラム]アレクサンダー・ザルテン「アジアを照らさないミラーボール。日本映画のアジア」
上映期間
2015年4月5日(日)–19日(日)
上映会場
京都府京都文化博物館 フィルムシアター(京都市中京区三条高倉)
入場料
本芸術祭の入場チケット半券の提示で本プログラムを何度でも鑑賞いただけます。
入場の際にチケットをご提示ください。
本芸術祭入場チケット料金
定員
174席(各回入替制。開場は上映開始の30分前。連続上映の場合、上映開始の10分前に開場します)
言語
現在上映を予定している全ての作品は日本語もしくは原語+日本語字幕付き。
特定の映画の言語についてご質問のある方はinfo@parasophia.jpまでお問合せください。
また現在予定している全てのトークは日本語で行います。
協力
Celestial Filmed Entertainment Limited、東京国立近代美術館フィルムセンター
上映スケジュール
A-1. 『アジア秘密警察』[日本版](監督:松尾昭典、1966、97分、35mm)
4月5日(日)15:00、4月11日(土)15:00
A-2. 『アジア秘密警察』[香港版](監督:松尾昭典、1967、97分、35mm[今回はDVD上映])
4月5日(日)17:10、4月11日(土)17:10
トーク1:韓燕麗(中国語映画研究・関西学院大学准教授)×アレクサンダー・ザルテン
4月5日(日)19:00–20:00

B-1. 『ホノルル・東京・香港』(監督:千葉泰樹、1963、102分、35mm)
4月7日(火)18:30、4月12日(日)15:00
B-2.『あんにょん由美香』(監督:松江哲明、2009、119分、35mm)*15歳未満入場不可
4月12日(日)17:30、4月17日(金)18:30
トーク2:松江哲明×アレクサンダー・ザルテン
4月12日(日)19:40−20:40

C-1.『サウダーヂ』(監督:富田克也、2011、167分、35mm)
4月9日(木)18:00、4月18日(土)14:00
C-2. 『アジアはひとつ』(NDU、1973、96分、16mm)
4月10日(金)18:30、4月18日(土)18:00

D-1.『中国の鳥人』(監督:三池崇史、1998、118分、35mm)
4月14日(火)14:00、4月15日(水)18:30
D-2.『地球で最後のふたり』(監督:ペンエーグ・ラッタナルアーン、2003、117分、35mm)
4月14日(火)18:30

E-1.『極東のマンション』(監督:真利子哲也、2003、32分、8mm[今回はDVD上映])
4月16日(木)18:00、4月19日(日)13:30
E-2.『波涛を越える渡り鳥』(監督:齋藤武市、1961、79分、35mm)
4月16日(木)19:00、4月19日(日)14:30
E-3.『ディア・ピョンヤン』(監督:ヤン ヨンヒ[梁英姫]、2005、107分、35mm)
4月8日(水)18:30、4月19日(日)17:00
トーク3:ヤン ヨンヒ×アレクサンダー・ザルテン
4月19日(日)19:00–20:00