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Allan Sekula | アラン・セクーラ

アラン・セクーラ(Allan Sekula)
1951年アメリカ・ペンシルベニア州エリー生まれ、2013年ロサンゼルス没

出品作品
《催涙ガスを待ちながら》1999–2000
81点のスライドのプロジェクションと壁面テキスト
ヴィンタートゥーア写真美術館蔵

全ての展示風景写真を高画質で見る:
www.flickr.com/photos/parasophia/sets/72157656849951562


1970年代後期からセクーラは写真とテキストによる作品及び理論的著作を通じて、多くの美術家や研究者に影響を与え続けてきた。「写真の意味の創出について」(1975)などの論考は、写真史や写真理論という枠組みを超えて幅広い層に読まれてきた。セクーラの実践の中でも、とりわけ「フィッシュ・ストーリー」(1989–95)は、貿易や物流、労働、その意味や役割といった事柄を横断的に探求・提示してみせることで、政治的矛盾や労働問題の新しい外見を浮かび上がらせた。またセクーラは1999年秋にシアトルで開催された第3回世界貿易機関閣僚会議に対する抗議運動を撮影した。そのスライド写真81枚と短いテキストとで構成される《Waiting for Tear Gas》[催涙ガスを待ちながら](1999–2000)がPARASOPHIAでは出品される。いわゆるジャーナリズム的な撮影方法を拒否して撮られた写真のシークエンスは、立場や役割が定まっているはずの抗議運動という形において、それでもなおゆっくりと流れる不確実な時間を、スライドが切り替わる音とともに呼び起こしている。

会場
  • アラン・セクーラ

    アラン・セクーラ《催涙ガスを待ちながら》1999–2000 ヴィンタートゥーア写真美術館蔵 「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」京都市美術館会場での展示風景 写真:河田憲政

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